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Peugeot – 205 T16 Gr B ¥ASK

公開日: : Group B, プジョー , , ,

Peugeot - 205 T16 Gr B

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車両価格:ASK

http://www.dpm-motors.com/index11.php?occasion=10992&lang=fr

プジョー・205ターボ16(205T16)は、プジョーが世界ラリー選手権(WRC)に参戦する目的で開発したラリーカー。

WRC参戦に必要なホモロゲーションを受けるため、グループB規定に則って200台のロードカーが製造・販売された。ロードカーの販売価格は29万フラン(当時のレートで800万円前後)であった。マーケティング効果を狙って、1983年に発表された市販大衆車であるプジョー・205に外観を似せて設計されたが、機械的構造から性能に至るまで、全くの別物である。

1981年、コ・ドライバーとしてのキャリアにピリオドを打ったジャン・トッドが、新設されたプジョーのモータースポーツ部門であるプジョー・タルボ・スポールのスポーティングディレクターに就任し、グループBでのWRC参戦に向けた車輌を開発するM24-rallyeプロジェクトから205ターボ16は生まれた。

設計主任は、後にル・マン24時間レースのウィナーとなるプジョー・905を設計したほか、トヨタF1チームでも辣腕を振るったアンドレ・ド・コルタンツ、エンジニアとして、後のパリ・ダカールラリーを制するシトロエン・ZXグランレイド、現代のWRCにおいて不朽の名マシンとして後世に残るであろうシトロエン・クサラWRカー、現役で活躍中のシトロエン・C4・WRカーを設計した、ジャン・クラウド・ボカールなど、開発に携わった人々は、現在も一線で活躍中のそうそうたる顔ぶれである。

ジャン・トッドはWRCにてアウディ・クアトロで目覚しい実績を挙げていた四輪駆動(4WD)を、躊躇なく205ターボ16に組み込むことと同時に、エンジンをミッドシップ化することを決定した。これは、当時のフロントランナーであったフロントエンジン4WDのアウディ・クアトロの旋回性能に問題があることを見抜いていたためである。しかし当時のラリーでは、ミッドシップ車こそ複数車種あったものの4WD車はアウディ・クアトロがようやく登場した時期であり、ミッドシップエンジン4WDというレイアウトと駆動形式の組み合わせは未知の世界であった。そのため、エンジンやギアボックスなどを、プジョー・205のミッドスペースという限られたスペース内においてどこに配置するかというレイアウトの問題のほか、4WD機構のスペシャルステージにおける耐久性など、信頼性が未知数であったことから、この決定は社内でも大きな議論を呼んだ。しかし、これらの決定は後のグループBのマシンレイアウトの王道となり、彼の慧眼によって205ターボ16はWRCで大成功を収めるのである。

現在でも半ば伝説的な最速のレースカテゴリーとして名高い、グループBによるWRC最後の2年間は、最も過激で、競技車が圧倒的なパフォーマンスを示したことで有名である。205ターボ16は、そのグループB最速の2年間において、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両タイトルを決して譲ることなく制し続けた、グループB最強のラリーカーである。

ボディ構造は、当初、キャビンとフロントセクションを堅牢なモノコック構造とし、後部は鋼管パイプフレームとモノコック構造とを組み合わせた高剛性シャシとしたが、後期のエボリューション2モデルでは、さらに車重を削るため、後部は完全なパイプフレーム構造となったほか、エアロダイナミクスにも注力され、フロントスポイラーやカナードのほか、巨大なリアウィングが装着されるのが特徴である。

ボディカウルに関しては、ロードカーはキャビンのみがスチールであるが、応力の掛からない他部位は全てFRPとなっている。ワークスカーは、モノコックとフレームを除き、内装をはじめ、ボディー全体がケブラーによって成形されている。

サスペンションはストロークを充分に取ったダブルウィッシュボーンサスペンションで、コンペティションカーながらフランス車らしく例外的に乗り心地は良好であった。

エンジンは当初、アルピーヌ・A310で実績のあったPRVのV6 2.5Lユニットを搭載する予定があったが、結局、自社のXU1.6L鋳鉄ユニットをベースにボアxストロークを拡大し、ターボ過給した1,775ccオールアルミ製のXU8Tユニットを搭載した。これは、大排気量の重い自然吸気エンジンより、コンパクトなエンジンを過給したほうが総合的な車重削減には有利であったためであり、1,775ccという排気量も、過給器係数の1.4を掛けても2.5Lクラス(最低車輌重量900kg)に収まるようにするために設定されたものであった。

エンジンは助手席後部側にオフセットして横置きに配置され、反対側には空冷式インタークーラーとシトロエン・SM用をベースとしたトランスミッションが置かれた。初期のエボリューション1では、リアのホイールアーチ付近にはリアクオーターウィンドウから冷却風が導かれるように設計された2基の巨大なオイルクーラーが設置されたが、後期のエボリューション2では1個に減らされ、代わりにブレーキ冷却用のダクトが設置されて後2輪に配分された。

エンジン出力はライバルと比較して控えめで、200台の市販車はデチューンされて200PSという平凡なスペックであったが、ワークスのエボリューション1では、わずか1tに満たない車重で350PS、エボリューション2では450PSを搾り出した。その強力な馬力はステージの路面状況によってブースト圧の調整を受け、1986年のサンレモラリーの第1ステージでは3barの過給圧から540PSを出すに至っている。その強大な出力はビスカスカップリング式4WDシステムによってフロント:リア=35:65の割合で4輪に配分された。

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